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瞑想講座・受講生ストーリー

2026.09.17

【瞑想講座受講生ストーリー vol.10】25歳から「幸せ」を探し続けた。——ただ座っているだけで、もう幸せだった

「もっと学ばなければ」
「もっと成長しなければ」

25歳の頃から、倉橋さんは「幸せになる方法」を探し続けてきました。
本を読み、セミナーや講座を受け、自己啓発やコーチングについて学ぶ。

成功したい。
自分軸を持ちたい。
本来の自分を知りたい。

学びを重ねれば、いつかその答えにたどり着けるような気がしていました。
けれど、どれだけ学んでも、心の中から不安がなくなることはありませんでした。

そんな倉橋さんが、ある日の瞑想中にふと感じたことがあります。

「ただ座っているだけなのに、私はとても幸せだな」

何かを達成したわけでもありません。
何かを手に入れたわけでもありません。

ただ座っている。

それだけなのに、探し続けてきた「幸せ」が、すでに自分の中にあることに気づきました。

受講生プロフィール

倉橋 慎さん(30代・男性・ニーマルメソッド認定瞑想コーチ)

現在続けている習慣:
朝晩の内観、呼吸法、瞑想、仲間との瞑想会、suwaruのサットサング参加

25歳から始まった「幸せ探し」

倉橋さんが、自分自身や人生について深く考え始めたのは25歳の頃でした。

幸せになりたい。
成功したい。
自分軸を持ちたい。
本来の自分を知りたい。

そんな思いから、さまざまな自己啓発の本を読み、セミナーや講座に参加し、コーチングも学びました。

新しいことを知るたびに、

「これが答えかもしれない」

と思う。

でも、しばらくするとまた、

「もっと学ばなければ」
「もっと成長しなければ」

という感覚が出てくる。

いつも、今の自分より少し先に「幸せ」があるように感じていました。

何かを成し遂げれば、幸せになれると思っていた

当時の倉橋さんにとって、幸せは「手に入れるもの」でした。

成長した先。
成功した先。
自分をもっと理解できた先。

何かを成し遂げた未来に、ようやく本当の幸せや安心がある。

そんな感覚です。

だからこそ学び続けました。

けれど、一つ学べばまた次の課題が見える。

新しい知識を得ても、「これで十分」と感じられる瞬間はなかなかやってきませんでした。

ずっと、心のどこかに不安がありました。

「学ぶなら、本物を学びたい」

瞑想に興味を持ったきっかけは、もともと学んでいたセミナーの中で「瞑想がいい」と聞いたことがきっかけでした。

まずはYouTubeなどを見ながら、自分で実践するようになりました。

やってみると、なんとなく心地いい。

「自分には合っているかもしれない」

そう感じました。

一方で、続けるうちに疑問も生まれてきました。

そもそも、瞑想とは何なのだろう。
ただリラックスするためのものなのか。
どうして瞑想をすると心が落ち着くのか。

せっかく学ぶなら、表面的な方法だけではなく、瞑想そのものをきちんと知りたい。

「学ぶなら、本物を学びたい」

そう思ったことが、ニーマルメソッド瞑想講座を受講する決め手になりました。

ただ、いつもより長く座ってみた

大きな転機になったのは、特別な出来事ではありませんでした。

ある日、いつものように瞑想をしていた倉橋さんは、

「今日は、いつもより長く座れるだろうか」

と思い、少し長めに瞑想を続けてみました。

静かに座り続けているうちに、いつも以上に深い静けさを感じるようになりました。

穏やかで、心地いい。
何かを考えなくてもいい。
何かを目指さなくてもいい。

そして気づいたときには、ただそこにいること自体がとても満たされていました。

「ただ座っているだけなのに、私はすごく幸せだなぁ、と思ったんです」

その瞬間、長い間探し続けてきたものが、少し違って見え始めました。

「何もないのに幸せ」という体験

そのとき倉橋さんは、何かを成し遂げたわけではありませんでした。

仕事で成功したわけでもない。
新しい知識を手に入れたわけでもない。
誰かに認めてもらったわけでもない。

ただ座っていただけでした。

それでも、自分の中には穏やかさと幸福感がありました。

その体験から、

「幸せは、外側から持ってくるものではないのかもしれない」

という感覚が、少しずつ腑に落ちていきました。

25歳からずっと探していた「幸せ」。

何年も学び続けても見つけられなかった心の平安。

それが何かの先にあるのではなく、自分の内側にすでにあった。

その気づきは、倉橋さんにとって、とても大きなものでした。

「もっと成長しなければ」が、少しずつ消えていった

瞑想を続けたからといって、心が一切揺れなくなったわけではありません。

今でも、不安になることはあります。
考え込むこともあります。
マインドが揺れる日もあります。

けれど以前との違いは、その揺れのさらに奥に、変わらない安心感があることです。

以前であれば、不安を感じると、

「もっと勉強しなければ」
「もっと成長しなければ」
「何か新しい答えを探さなければ」

と外側へ向かっていました。

今は、そこまで焦って答えを探さなくなりました。

自分を探し続けることも、少しずつ必要なくなっていきました。

本当の「自分軸」は、作るものではなかった

かつて倉橋さんは、「自分軸」も探していました。

どうすれば人に振り回されなくなるのか。
どうすればブレない自分になれるのか。

その答えもまた、どこかで学び、身につけるものだと考えていました。

けれど今は、

心が揺れていても、その奥には静かな場所がある。

自分の中に戻ってくることができる。

その感覚こそが、自分にとっての「軸」なのではないかと感じています。

何か新しい自分を作るのではなく、自分の中にすでにあるものに気づいていく。

瞑想を通して、そんな変化が起きていきました。

「ただ在るだけで、もう幸せだった」

25歳からずっと、

「本当の幸せとは何だろう」
「どうしたら心から安心して生きられるのだろう」

と探してきました。

けれど今、倉橋さんが感じている幸せは、以前考えていたものとは少し違います。

何かを達成したから幸せなのではない。
何かを持っているから幸せなのでもない。

ただ自分として在ること。

その中に、すでに満たされている感覚がある。

「ずっと外側に探していたものが、自分の内側にあったんだと思います」

学びをやめたわけではありません。
成長することを否定しているわけでもありません。

ただ、「今の自分では足りない」という不安から学び続ける必要がなくなりました。

今も、日々自分の内側に戻る

現在も倉橋さんは、朝晩の内観、呼吸法、瞑想を続けています。

一人で実践するだけでなく、仲間との瞑想会やサットサングにも参加しています。

それは、何かを新しく獲得するためだけの時間ではありません。

日々の忙しさの中で、自分自身に戻る時間でもあります。

「この学びに出会えて、続けてきて本当によかったと思っています」

ずっと探し続けていた幸せは、遠くにあるゴールではありませんでした。

もっと成功した未来でも。
もっと成長した自分でもなく。

何も足さず、何も成し遂げず、ただ静かに座っている自分の中にあった。

そのことに気づいたとき、長く続いてきた「幸せ探し」は、少しずつ終わり始めました。

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